純情オレンジ




「……あのさ、藍澤さん」



「あっはい!な、何?」



「……その」



長本さんが言いかけた瞬間



バターンッと開くドアに二人とも視線を変えた



「…あれっ、先生いない感じ?まじかー、下までプリント出さないといけないのー!はあ……あ、みかんと藍澤さん、二人で何してんのー?」



訪ねてきたのはプリントを持っていた松村さんだった



その場で私達は呆然




「余計な奴が来た……」




と呟く長本さん




余計な奴…とは…




< 143 / 321 >

この作品をシェア

pagetop