純情オレンジ




「へへっ、藍澤さんにいいとこ見せれて良かったよ」



ふいにドキッと大きく跳ねる鼓動



長本さんの笑顔はちょっと卑怯だ



「あ、そうだ。もうすぐ片付け入るんだけど…確か同じ方向だったよね?一緒に帰ろ」



「いぃ一緒に!?あの…それって私達だけ…?」



「ん?いや、あとバスケ部三人ぐらいいるけど」



バ、バスケ部三人



ただでさえ人見知りな私には無理だ




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