純情オレンジ





「お、おいしい!」




と、どこか聞き覚えがある声



すぐに耳を傾けて、声の方向に視線を向けた




「凛花…」




おいしそうにアイスを頬張る凛花と



それを嬉しそうに見ている絵理香




…嫌な予感、的中




よりによってこんな複雑な時に現れるなんて



話しかけに行くべき?ここで気付かれるまで待っているべき?



そんなの、もうわかんない




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