純情オレンジ





ぼー…




ってあれっ



いつのまにかくじ引きがあと5人になっていた



ずっとぼーっとしていた



少し浮かれすぎたのかもしれない



隣の席……そう!隣の席は…!



隣を見ると、まだ席には誰もいなかった



もしかしてあの5人の中にいる可能性もある



どうなんだろうか



「あ、長本ー、お前何番?」



クラスの男子の声に私は反応した



「えっとー……あ、27!やった後ろの席〜!」



「まじかよ、変われよー!」



「変わらないもーん」



27…



それって…私の隣!?




< 43 / 321 >

この作品をシェア

pagetop