1 week
Tuesday
次の日、店で働いてると珍しく宇宙が巡回でやってきた。
「大丈夫か?」
「犯人逮捕されてるんだし、大丈夫だけど。」
素っ気ない私の態度が気になった店主は
その後、私を呼ぶと近くの美術館で開催される美術展のチケットをくれた。
「有名な絵が来るそうだよ。
ご主人と行って来なさい。」
「え?主人はこういうの興味ないですよ。」
「それでも二人で行ってきなさい。
ここの美術館のカフェのカレーはお薦めだから。」
そう言われて手渡された。
夕方になってまた日向くんがやって来た。
「こんにちは。毎日すいません。」
「いえ、良いですよ。
未来のこの本の大切なお客様ですからね。」
この本屋には椅子とテーブルが用意されていて
立ち読みは自由だ。
こんな事をしたら誰も買わないんじゃないかと思ったが
欲しいと思った本は立ち読みでは終わらず
何度も読んだ後に買っていく人もいる。
売り上げは良いとは言えないが
店主はこのビルのオーナーでとても金持ちだった。
そして本を愛する人だった。
「大丈夫か?」
「犯人逮捕されてるんだし、大丈夫だけど。」
素っ気ない私の態度が気になった店主は
その後、私を呼ぶと近くの美術館で開催される美術展のチケットをくれた。
「有名な絵が来るそうだよ。
ご主人と行って来なさい。」
「え?主人はこういうの興味ないですよ。」
「それでも二人で行ってきなさい。
ここの美術館のカフェのカレーはお薦めだから。」
そう言われて手渡された。
夕方になってまた日向くんがやって来た。
「こんにちは。毎日すいません。」
「いえ、良いですよ。
未来のこの本の大切なお客様ですからね。」
この本屋には椅子とテーブルが用意されていて
立ち読みは自由だ。
こんな事をしたら誰も買わないんじゃないかと思ったが
欲しいと思った本は立ち読みでは終わらず
何度も読んだ後に買っていく人もいる。
売り上げは良いとは言えないが
店主はこのビルのオーナーでとても金持ちだった。
そして本を愛する人だった。