1 week
Friday
羽海を幼稚園に送って、
宇宙と2人で美術館に出かける。
宇宙は新しいシャツを着て
私はあまり履かない赤いパンプスを履いた。
美術館までは車で出かけた。
私は宇宙の隣に居ながら
ずっと日向くんの事を考えていた。
降りようとしてシートベルトを外してないことに気がついた。
すると宇宙が笑って私のシートベルトを外してくれた。
宇宙の顔が目の前に来て、目が合うと
宇宙は私にキスをした。
長い間、険悪だった私たちは最近恋人に戻ったみたいに抱き合って
夫婦は仲がいいのが1番だということに気がついた。
それと同時に日向くんに想いを寄せる自分に嫌気がさした。
「こんなとこでキスなんか…人に見られる。」
私は宇宙の身体を押して車から降りた。
「キスくらい大したこと無いだろ?」
「だって朝だよ?」
宇宙は私の指に自分の指を絡める。
「たまにはこういうのもいいよな。」
「絵なんかわかんないのに?」
「お前はわかるのかよ?」
私たちはまるで恋人どうしみたいだった。
すると視線を感じて顔を上げると
目の前に日向くんが立っていた。
「あ…」
日向くんは思わず声を出した。
「あぁ、この前の大学生だよね?
こんにちは。」
宇宙は何も知らないで笑顔で挨拶する。
私の手を繋いだまま…。
私が手を離そうとすると宇宙はその手に力を込めた。
日向くんはその手を見て、私の目を見た。
「僕も古本屋のおじいさんにこのチケット頂いたんです。」
「あぁ、そうだったの。」
私たちはお互いを意識していた。
周りの空気を巻き込むくらい。
宇宙と2人で美術館に出かける。
宇宙は新しいシャツを着て
私はあまり履かない赤いパンプスを履いた。
美術館までは車で出かけた。
私は宇宙の隣に居ながら
ずっと日向くんの事を考えていた。
降りようとしてシートベルトを外してないことに気がついた。
すると宇宙が笑って私のシートベルトを外してくれた。
宇宙の顔が目の前に来て、目が合うと
宇宙は私にキスをした。
長い間、険悪だった私たちは最近恋人に戻ったみたいに抱き合って
夫婦は仲がいいのが1番だということに気がついた。
それと同時に日向くんに想いを寄せる自分に嫌気がさした。
「こんなとこでキスなんか…人に見られる。」
私は宇宙の身体を押して車から降りた。
「キスくらい大したこと無いだろ?」
「だって朝だよ?」
宇宙は私の指に自分の指を絡める。
「たまにはこういうのもいいよな。」
「絵なんかわかんないのに?」
「お前はわかるのかよ?」
私たちはまるで恋人どうしみたいだった。
すると視線を感じて顔を上げると
目の前に日向くんが立っていた。
「あ…」
日向くんは思わず声を出した。
「あぁ、この前の大学生だよね?
こんにちは。」
宇宙は何も知らないで笑顔で挨拶する。
私の手を繋いだまま…。
私が手を離そうとすると宇宙はその手に力を込めた。
日向くんはその手を見て、私の目を見た。
「僕も古本屋のおじいさんにこのチケット頂いたんです。」
「あぁ、そうだったの。」
私たちはお互いを意識していた。
周りの空気を巻き込むくらい。