1 week
「パート辞めろって何で?」
宇宙は冷蔵庫からビールを出すとそれを一口飲んだ。
「だって物騒だろ?
刃物でも持ってたらどうするんだよ。
イケメンの大学生が助けてくれたからいいようなモノの危ないだろ?」
「追いかけたのは間違ってたけど…
あの男常習なのよ。
それをネットで売り捌いてたなんて、許せないじゃない!」
「世の中にはもっと悪いヤツが沢山いるんだ。
お前は家でさ、羽海ともっと遊んでやりたいとか思わないの?」
それを言った後、宇宙はしまったという顔をした。
私がパートを始めたのは羽海の育児に専念し過ぎて、精神的に不安定になり、
宇宙が浮気したせいで余計に酷くなったからだ。
育児を一人で頑張るのは良くないからと
他の事をする時間を作る為だった。
「ごめん。そうじゃなくてお前が心配だからだよ。」
「心配するなら放っておいて。」
宇宙とはいつもこうなる。
その夜、宇宙が私に言った。
「離婚するなんて言わないよな。」
私はそんな言葉で宇宙を信じたくなってしまう。
だけど一度失った信頼は
何をしてもなかなか埋められなかった。
宇宙は冷蔵庫からビールを出すとそれを一口飲んだ。
「だって物騒だろ?
刃物でも持ってたらどうするんだよ。
イケメンの大学生が助けてくれたからいいようなモノの危ないだろ?」
「追いかけたのは間違ってたけど…
あの男常習なのよ。
それをネットで売り捌いてたなんて、許せないじゃない!」
「世の中にはもっと悪いヤツが沢山いるんだ。
お前は家でさ、羽海ともっと遊んでやりたいとか思わないの?」
それを言った後、宇宙はしまったという顔をした。
私がパートを始めたのは羽海の育児に専念し過ぎて、精神的に不安定になり、
宇宙が浮気したせいで余計に酷くなったからだ。
育児を一人で頑張るのは良くないからと
他の事をする時間を作る為だった。
「ごめん。そうじゃなくてお前が心配だからだよ。」
「心配するなら放っておいて。」
宇宙とはいつもこうなる。
その夜、宇宙が私に言った。
「離婚するなんて言わないよな。」
私はそんな言葉で宇宙を信じたくなってしまう。
だけど一度失った信頼は
何をしてもなかなか埋められなかった。