恋する猫と魔法使い
アタシは疑問に思いアタシの周りに集まっている使い魔たちに聞いた。


「あぁ、この子。最近入った魔法使いのアラン君の使い魔よ。コウモリ使いのルカ君に騙されて魔法使いになった子」


使い魔たちいわく、魔法使いになる理由は様々らしい。

ミアと呼ばれる大きな犬のゾラ君は親が魔法使いで跡を継いだらしいし、ウルと呼ばれていた烏の魔法使いは森で迷子になり森から出してもらう代わりに魔法使いの契約をしたらしい。

ミアと呼ばれる大きな犬の周りを飛び交っていた綺麗な蝶々の魔法使いのアラン君は思い人に魔法で呪いを掛けた代償だという。

ちなみに、アタシのご主人様のナツカは気が付いたら魔法使いの学校に行っていたらしい。


「そういえばキミ、ナツカくんの年知ってる？」


アタシはご主人様であるナツカの年なんて気にしたことがなかった。

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表紙・目次

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