恋する猫と魔法使い

アタシは彼の作業をしている様子をただじっと見ていた。

彼の作業は３分ほどで終わり、終わった後彼はアタシの隣に腰を下ろし空が暗くなるのを待つ。

アタシも彼の隣に腰を下ろし座る

空が暗くなるのを待っている間、彼はさっき言っていた“リゲル”のことをアタシに説明してくれる。


「空あるよね？空が暗くなると夜空に変わるんだ。毎日ね。夜空には星が浮かぶ。その星を誰かが線で繋げたんだよ。その線でつながった星を星座という。“リゲル”はその星の一つ。オリオン座って星があってその星なんだ。」


とてもわかりやすくアタシに彼は空の仕組み、星のこと、星座のこと、そしてリゲルのことを説明してくれた。

彼は立ち上がり、リゲルの繋がるオリオン座の話をしてくれた。


「オリオン座はね、上半身が人間で下半身が馬の姿になっているんだよ。どうしてそうなったかは忘れたけど」