恋する猫と魔法使い
アタシの目標!
【カンナ】
アタシはこの日、アタシのご主人のナツカと“魔法使い際”と呼ばれる魔法使いの集まるイベントに来ていた。
ナツカはアタシを使い魔が集まっているところに置いてナツカの同級生らしき魔法使いと楽しく話をしている。
ナツカのそんな楽しそうな姿をただ見つめるアタシだがある犬がアタシに魔法使いの決まりを話していた。
「キミ、残念だったね。いくらキミのご主人様を見つめていてもご主人様はキミを好きにはならないよ。」
犬の言葉の意味が気になってしまい首を傾げていると今度はコウモリがアタシたちの会話に入り込んでくる。
「アナタ、ナツカくんの魔法度ランク知ってる?」
アタシにはコウモリの言う“魔法度ランク”すらわからない。