中2の私と高2の君

今日は水曜日。

前までなら塾あるじゃん…とか思ってかなり憂鬱だった水曜日。
でも今はそこまで苦痛じゃない。



「瑞葵〜ミスコンでんの?」


俺に話しかけてきたのは中学から仲のいい棚田 相馬Tanada Souma。






そーいえばもうすぐ文化祭だったけ…?








まーうちのクラスは確か…コスプレ写真館とかだったから準備とか比較的楽な方。






「出ねーよ。ナルシストじゃあるまいし。」


そうゆうコンテストとか苦手。

なんでほかの人に見た目の良さとかランク付けされないといけないのか分からない。



「てか、今ははやくこの塾の宿題を片付けたい。」


「前までならそんな真面目に宿題とかしてなかったのに…やっぱり紅花のこの影響?」

相馬にはなんでも話す仲。

もちろんるうちゃんの事とかも話してる。


「はっ?ちげーよ!」


なんか…図星の所をつかれた気がする…


「赤くなんなって!いーじゃん紅花女子!可愛い子いっぱいいるし。瑞葵なら落とせるって!」


相馬まで…


「だから…るうちゃんは純粋なんまってば。大事にしたいの。」


「そんなに?ますます気になるわ。瑞葵が一人の子を大事にするとか珍しすぎる。」




「そーゆのじゃないって。」








自分でもまだ分からないのに…




るうちゃんに対してのこの気持ちがなんなのか…
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