中2の私と高2の君


ブブっーーーーー

LINEの通知…



『るうちゃん︰着いたよ♪』


はぁー良かった…





『玄関のとこで待ってて。迎えにいくから。』


ここの校舎、結構入り組んでてややこしいし。



「ちょっと行ってくるわー」


「ハイハイ。ロリコン王子〜」


「アホ。ちげーよ!」



ホントにこいつは何考えてんだか…




待たせないようにしなきゃと思い、小走りで玄関まで行く。

人多いーなー。



そんな人混みの中でもるうちゃんの笑顔はすぐに分かった。


「あっ!瑞葵くん!」


「ごめん。待った?」


「ううん!大丈夫だよ。この子は私の友達の田辺 仁奈。」


「こんにちは。」


と、笑顔で挨拶をした。

へ〜今どきの中学生ってこんな感じなのか…




「じゃあ案内するわ。」

俺の教室に向かって歩き出す。


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