ただの幼なじみ、だったのに…!?
「あいつがゆらちゃんのことほっとくようなことがあったら、俺がゆらちゃんのこと誘いに行くね。」

「…ありがとう、ございます。」


先輩に話したら少し落ち着きました、とゆらちゃんは笑った。


「んじゃ、そろそろ行こっか。」

「ですね。プリンアラモードもいちごみるくもほんとに美味しかったですね。」

「だね。またいつか一緒に来ようね。」

「はいっ。」


後何回、こうやって彼女と2人で過ごせるだろう。

そう考えたら、ほんの少しでもゆらちゃんの隣にいたいと思った。

たとえ、その瞳が俺のことを映していなかったとしても。


[仁side end]
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