ただの幼なじみ、だったのに…!?
「…ゆらって、こんなに優しかったっけ…?」

「えっ…?」


すぐそこにあったゆらの手を握ると

自分より少し冷たくて、なぜか落ち着いた。


「…ずっとここにいるから。」


だから安心していいよ、とゆらは俺の手を握り返した。

俺は体の力が抜けてしまったかのように

そのまま眠ってしまった。


[悠side end]
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