ただの幼なじみ、だったのに…!?
「んっ…。」


外の光がまぶしくて目を覚ますと

ぽん、と誰かの大きな手が頭に触れた。


「…ゆら、起きた?」

「ん…。あれ、私…。」


見回すとそこは私の部屋じゃなくて悠の部屋で

座ったまま眠り込んでしまったらしく、背中とか肩とか体中が痛かった。


「今、何時…?」

「朝の10時半すぎってとこ。」

「え!?が、学校っ…!」

「今日は土曜だから学校は休み。」


焦りすぎ、と悠はおかしそうに笑った。
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