ただの幼なじみ、だったのに…!?
「…俺、今日部活休んだから。」

「う、うん。」

「このまま昼過ぎまで寝て、シャワー浴びて着替えて、夕方くらいにお前が好きなケーキでも食べに行こ。」


まるで、私と離れてた間を埋めるみたいに

悠は私にそう言った。


「…そうだね。そーしよ。」


いつもの悠の体温と匂いに安心して

私はそのまま目を閉じた。

先輩の時と同じようにドキドキするのに、どこか安心して

私のことをぎゅっと抱きしめる悠が

どうしようもなく愛しく感じた。

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