ただの幼なじみ、だったのに…!?
「悠!あと、何分!?」

「あーあと3分、ちょい?」

「え、それ間に合わないじゃん!」

「俺1人なら間に合うけど笑」

「そーゆーこという!?」


私は、走りながら悠を睨みつけた。

悠はそんな私にお構いなしで、急に走っていた足を止めて私の腕を引いた。


「ちょ、何!?」

「お前荷物持ってろ。一緒に走ってたら遅刻するだろ。」


はやくのれよ、と悠は自分の背中を指さした。
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