ただの幼なじみ、だったのに…!?
「あっ、ゆら。」

「りのちゃんーー!」

「また1年同じクラスだね。」

「よかったよーーっ。」


幸運なことに、私は今年も悠とりのちゃんと一緒に1年を過ごせるらしい。

人に恵まれてるとは、多分このことだ。


「なんかはやいねー、1年って。」

「ほんとにね。」


クラスのメンバーは変わっているはずなのに

近くにいる人は変わらなくて。

ほんの少しだけ、変な気分だった。
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