ただの幼なじみ、だったのに…!?
「お、重いとか言わないでよ!?」

「荷物持ってんだからわかんねーって。ほらはやく。」


2人分のスクールバックを肩にかけたまま、私は悠の背中に飛び乗った。


「おま、飛び乗ることねーだろ笑」

「いいからはやく!遅刻するー!」

「はいはい。んじゃあちゃんとつかまってろよ。」


悠は見た目もちょっと冷たそうだし、ぶっきらぼうなところもあるけど

いつもこうやって私のことを助けてくれる。

小学生の時も中学生の時も。

今までずっと。
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