ただの幼なじみ、だったのに…!?
次の日。


「あ、ゆらおはよー。」

「おはよー。」


今朝も悠と一緒に来たものの

その距離はどこか前よりもぎこちない気がした。


「あれ、リボンのそれ、どったの。」

「あー…、えっと…。」

「もしかして真田先輩とお揃い!?あの人、確かピアスあいてるから!」

「ちょ、声!声大きいって…!」


この後、私はりのちゃんに散々昨日の話を根掘り葉掘りきかれた。

でもそれより

一瞬私のほうを振り返った悠の顔が、今まで見たことないくらい

悲しそうで寂しそうで複雑そうで。

その顔が私の頭から離れなかった。
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