ただの幼なじみ、だったのに…!?
表面的には、私と悠の関係に変化はない。

変化はないはずなのに、なぜか距離が遠い気がして

それが違和感でしかなかった。


「…ゆら?」


ぼーっとしてしまっていた私に気づいたのか、悠が私の名前を呼んだ。


「な、何?」

「ぼーっとしてんぞ、大丈夫か?」

「う、うん。大丈夫。」

「これ飲んどけ、冷たいから。」


悠は私の首筋に、半分凍っているペットボトルを当てた。
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