ただの幼なじみ、だったのに…!?
「つめたっ…。」

「お前暑いの弱いんだから、気をつけろよ。」

「あ、ありがと。」


久しぶりにこんなに悠と話したような気がした。


「…ねぇ悠…?」

「ん?」

「…なんでもない。」


”私の隣から離れていかないで”

そう言葉に出しそうになって

私はその言葉を飲み込んだ。
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