エア・フリー 〜存在しない私達〜《前編・誕生》
逆に、病気の子の為とはいえ、女房が他の男の、子を生む事を承諾した、腑抜け亭主の烙印を押された気持ちの谷川は、ガクリと肩を落とした。
(良かった!これでなんとか義父の怒りは収まりそうだ。)
と、中条は安堵の息をついた。
(良かった!これでなんとか義父の怒りは収まりそうだ。)
と、中条は安堵の息をついた。