完全防備の渚くん
好きです渚くん
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「なーぎーさーくーーーん」
「何!」
「遊んでー!」
他にこんなにも君を狙う男どもがいるのに、
なぜ大切な昼休みを俺と遊ぼうとするんだ幼稚園児よ!
「何で」
「ええー遊びたいから!!」
「だから何で俺なの、他の人と遊べば!」
俺がそう言うと、ハッとしたように目を開く小倉さん。
「?」
「だって渚くんが気になるんだもん!」
「は、はぁ?」
「渚くんと話したい!渚くんのこと知りたい!」
「だ、だから、なんで俺?」
君に自分を知って欲しい男なんて、多分山ほどいるよ!
現に今、俺はものすごく鋭い視線を四方八方から浴びている。