LoveGame
『あんた、おもしろいね』


給水棟の上にうつ伏せて にやにやと私を見下ろす北条がいた



ちっ 油断した




さっきは誰もいないと思ってたのに



煙草をくわえたまま、私も給水棟に上る



『誰に言おうかな…』



「…っふ、誰に言っても 信じないよ。
わたしはちょっと馬鹿な東城さんで通ってるから」




「言ったあんたが変な目で見られる」



『……ンフフ……そぅだね

まさかこんなとこであんたのこんな姿見れると思わなかったよ』




女は怖いねぇ
と笑う北条に……






「っで、どうしたいわけ?」




『んー?
あんた面白そうなことしてんぢゃん?
それを見てたいね〜』




五十嵐でゲームしてんだろ?



って あんたでもしてたとは言わない



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