LoveGame
『あいつ、よっぽど好きみたいだしね〜 お前のこと、 ゲーム参加希望で』



「シナリオが崩れる…私はやるとこまでやるから、」


面白そう。っと不適な笑いを見せた




『じゃぁ今日一緒に帰ろう
今は小さな傷をつける……』




こいつの目死んでる



私と同じ……









放課後北条と玄関で靴を履こうとしていると





『沙希っ!………っぇ……』


五十嵐の笑顔が凍り付いた

「五十嵐クン。今から部活?  がんばってね!」



北条は五十嵐に軽く会釈すると

私の前を歩いた








五十嵐のあの呆然とした顔……





「……ックッ……」

『んふふ……』



校舎から離れ二人は笑った

『あ〜、いいリアクションだったわぁ』






いままで色々ゲームしてたけど 二人になったのは始めてで

このおもしろさをわかってくれるのが、私の機嫌を良くしていった





『あっ、俺の家ここから近いんだ。
今日飲んでかない?』



昨日仕事もしてたし、いいか。


軽いノリで入ろうとしたその家は……


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