LoveGame

『っあぁ…。
ここ、俺一人で住んでるから』



そういえば、北条はS高からの転校生

S高というと この辺でも有名な進学校


なんで……





『っぷはぁ〜
うめっ。　　飲まねえの？』


｢…飲む｣


その後なにを話すわけでもなく



いくつかの缶が空き始めると北条がおもむろにｷﾞﾀｰを持ち出した




♪♪♪



｢いつも弾いてんだ…｣



『まぁね、ｽﾄﾘｰﾄとかもたまに行くよ


ってかさぁ……』



指を止め私をみた




『なんでｷｬﾗ変える必要があるの？
べつに今のままでもお前のﾙｯｸｽじゃ、ｹﾞｰﾑくらい出来るだろ』




｢…まぁ、｣

『ﾌﾌっまぁ、って』

｢面倒くさいから、学校じゃ 頭悪い奴らばっかりだし
深すぎず浅すぎず、距離がとれる一番楽なｷｬﾗなの｣


『…まぁ、俺みたいにしてると
グチグチ言われるしな……

…………どうでも良いけど』




強がりじゃない
本当にどうでもいいんだ こいつ