LoveGame
五十嵐 後輩に呼び出されたらしいよ






ベタに体育館の裏に居たよ






『……ごめん
……今好きな子がいるんだ』



律儀な奴だな





女の子は涙を溜ながら走ってきた


私はその子にぶつかった






『ぇっ、沙希っ!』




「五十嵐クン…ゴメンナサイ
聞くつもりぢゃなかったの…………」





『あっ……いや

ちゃんと断ったから……』




私は五十嵐を見ないまま俯いて 走った






さてと もぅ少しカナ



教室に戻ると北条が伺ってきた

『どぅ?』



「まぁ……」


『忘れんなよ?
俺は参加者だ…』







「もうすぐ言ってくるょ……
その後を楽しみにして」



ヒソヒソと交わした



『……来たよ』
っと北条は私の肩を叩いた


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