LoveGame
私はスカートの裾をグッとつかんで

コクン っと頷いた






『沙希……』




五十嵐は私を優しく抱きしめた





今日一緒に帰る約束をして
五十嵐は戻って行った








屋上のドアに鍵を閉め
給水棟の上に登った







『……なんで付き合うわけ?
つまんねぇなっ』





北条は不機嫌そうに言った









「……ゲームはこれから……上げて…墜ちるとこまで墜とす……」




一瞬北条の動きが止まった





北条を見ると




『ンフフ………怖い女……嫌いじゃないけど』

そぅ笑った




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