LoveGame
私は高瀬の下から
抜けようとすると



また握る手に力を入れた







高瀬を見ると










『…っふ

冗談だよ…』




そう言って 横に寝ころんだ









私がタバコに火を点けると






じっとこっちを見る






何か言いたげに



「………」


私は無言で手を出すと







彼はポケットから 出した物を手に置いた









タバコを消し

服を整えて 金をしまい、部屋をでる








「…ばいばい」




そう言い残して





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