LoveGame
そこに居たのは








さっき分かれたはずの

高瀬だった







ヤバイ






『学校の…紗帆だったの?』




目を見開いて聞いてきた








「……この間の
どうしてこんなところにいるのぉ?」







『……もぅいいよ』






着けられてたんだ







『その部屋には紗帆しか入っていかなかった』










私は高瀬の横をすり抜けて階段を降りた







『おぃっ紗帆

高校生だったとはな』


「………」



『待てよ』



「着いてくるな」










私はそのまま振り返らずに 歩き続けた












大丈夫 高瀬は学校辞めたんだし




アパートは引っ越そう



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