LoveGame
私がぐったりと目を瞑っていると





カチカチと煙草を点ける音が聞こえて


北条を見た








『良かったね?
イけて…』





ぱっと私を見て笑った







「…これどうにかしてよ

動けない」







『はぁ〜、……はいはい
素直じゃない女』







そう言って お腹に放たれた 液体をティッシュで拭き取った










『…まぁ、なんかあったら いつでも来いよ』





路上行ってない限りいる








と言いながら 煙を吐いた











『どうせここなら誰もいねぇーし、

沙希が飯でも作ってくれれば最高』




やっぱりここは二宮だけ、
一人暮らしらしぃ








「私料理できないし」




『はっ?あの弁当は?』








「総菜詰めただけ」







『うわぁ〜』






っと笑った








『…あ゛っ

そういえば、あの高瀬とか言う男と知り合いだったの?』





あいつも相当らしいじゃん


と北条の問いに







「アレ…私の客…」









『………』







「萎えたでしょ」




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