未知の世界5
トントントン
寝てるかな。
返事を待たずにドアを開ける。
「かなちゃん、眠ってるかな?」
ベッドに近づくと、布団の中で眠っている。
「かなちゃん、ちょっとごめんね。」
布団をめくり、顔色を確認。
確かに真っ青だ。さっきまでこんなことなかったのに。
熱は37度5分。かなちゃんにしては高いな…。
心拍が若干速い…し、呼吸も荒れてきた。
「かなちゃん!かなちゃん!起きてるかな?」
反応がないな…。