未知の世界5
部屋に入って、リビングに着くと、
『なんでこんなに遅いんだ?』
声からするとそこまで怒ってはないようだ。
「やりたいことをしてたらこんな時間に……。」
『資料室、また行ったのか?』
「行ってない…。」
『そうか。
明日も早いから、シャワー浴びて薬飲んだら寝なさい。』
そう言われて、おやすみなさいと挨拶を交わしてシャワーに向かった。
シャワーを終えて寝室に行くと、あまりの眠たさに布団をめくらず、布団にダイブするとウトウトし始めた。
『おい、風邪引くぞ。』
少しして、寝室にいつのまにか入ってきた幸治さんに起こされる。
そして、ボーっとベッドに座っていると、ドライヤーの音がして、髪を乾かされているのが分かった。
なんか恥ずかしいけど、嬉しい。
ドライヤーの熱でさらに眠気が襲い、頭がフラフラと前後に動く。
ハッと思った頃にはベッドの中で眠りに入っていこうとしていた。そしてそのまま眠った。