ある夜のお話。
ある夜のお話。

眠る私の肩を抱き寄せる君。

君の腕の重さが、暖かさが、
とても心地よくて。

私は何の抵抗もなく君の腕を受け入れた。

抱き寄せられた時に感じた君の鼓動は、
びっくりするほど速かった。


君は夜の間、何度も私の頭や顔を撫でていた。


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