【完】恋愛エゴイズム
「っ!てめぇ!また人のノートに落書きしやがって!なんだこれは!」
「えへへ〜。かわいいでしょ?マイキャラのモモたんだよ?」
「何がモモたんだ!ただのイモムシだろーが。どう見ても」
「ひどいなぁ…侑悟は。…でも、好きだよ?」
自分の想いに気付いてから、こうして毎日のように想いをぶつけるけど、全く響かない。
それどころか、言う度に侑悟は機嫌を悪くする。
侑悟はモテるから、誰かのものになる前に繋ぎ止めておきたいと思うのに、なかなかそれは口には出せない。
…あれ?おかしいな。
…なんだか胸がジクジクする。
侑悟はなんだかんだ口は悪いけど、ここぞという時に優しいし、面倒見がいい。
だから、女の子からの呼び出しにも、かったるそうにしつつ、ちゃんと赴く。
…その告白は何故かいつも、断っているみたいなんだけど。
今日も侑悟は休み時間に手紙を渡されていた。 それにちゃんと目を通す横顔は…やっぱり格好いい。
「侑悟ぉ〜」
「あぁ?なんだよ」
「すき…」
「…そーかよ」
なんで、届かないかな?
なんで、上手く伝わないかな?
そう思えば思う程…。
おかしいな。
胸がヒリヒリする…。
「えへへ〜。かわいいでしょ?マイキャラのモモたんだよ?」
「何がモモたんだ!ただのイモムシだろーが。どう見ても」
「ひどいなぁ…侑悟は。…でも、好きだよ?」
自分の想いに気付いてから、こうして毎日のように想いをぶつけるけど、全く響かない。
それどころか、言う度に侑悟は機嫌を悪くする。
侑悟はモテるから、誰かのものになる前に繋ぎ止めておきたいと思うのに、なかなかそれは口には出せない。
…あれ?おかしいな。
…なんだか胸がジクジクする。
侑悟はなんだかんだ口は悪いけど、ここぞという時に優しいし、面倒見がいい。
だから、女の子からの呼び出しにも、かったるそうにしつつ、ちゃんと赴く。
…その告白は何故かいつも、断っているみたいなんだけど。
今日も侑悟は休み時間に手紙を渡されていた。 それにちゃんと目を通す横顔は…やっぱり格好いい。
「侑悟ぉ〜」
「あぁ?なんだよ」
「すき…」
「…そーかよ」
なんで、届かないかな?
なんで、上手く伝わないかな?
そう思えば思う程…。
おかしいな。
胸がヒリヒリする…。