【完】恋愛エゴイズム
「…悪いが、他当たれ」
「…っ!だって、先輩、憧れじゃなければ好きになってくれるんでしょう?だったらなんで…?」
「はっ。ふざけんな。誰がんなこと言ったよ?」
「だって、だってっ!みんながそう言って…っ」
「みんな?みんなって誰だ?オレのことはオレにしか分かんねぇーんだよ。おとといきな」
ボロボロ泣き出した女の顔を思い切り睨み付けてから、オレは背を向けた。
誰も分かっちゃいねぇ。
いつだって、「オレ」は「オレ」だ。
他の奴らの言ってることに振り回されて告白なんかしてくんじゃねぇよ。
高校に入ってからというもの、何百回告られたか分からねぇが、全部が全部気にいらねぇもんばかり。
大体がみんな同じことを言うからげんなりだ。
オレが欲しい言葉はただ一つ。
そして、それを言われたいのもただ一人だけ。
「…っ!だって、先輩、憧れじゃなければ好きになってくれるんでしょう?だったらなんで…?」
「はっ。ふざけんな。誰がんなこと言ったよ?」
「だって、だってっ!みんながそう言って…っ」
「みんな?みんなって誰だ?オレのことはオレにしか分かんねぇーんだよ。おとといきな」
ボロボロ泣き出した女の顔を思い切り睨み付けてから、オレは背を向けた。
誰も分かっちゃいねぇ。
いつだって、「オレ」は「オレ」だ。
他の奴らの言ってることに振り回されて告白なんかしてくんじゃねぇよ。
高校に入ってからというもの、何百回告られたか分からねぇが、全部が全部気にいらねぇもんばかり。
大体がみんな同じことを言うからげんなりだ。
オレが欲しい言葉はただ一つ。
そして、それを言われたいのもただ一人だけ。