【完】恋愛エゴイズム
ズキズキと痛んでくる頭を、こめかみを押さえることでなんとか抑え込んで。
深い溜息を吐いてから、目の前に差し出されたプリントに目をやる。
「…おい」
「なぁに?」
「ここも、ここもここもどこもかしこも間違ってんじゃねぇか」
「えー?本当?んー…。おかしいなぁ?」
「…オレが間違ってたな」
「へ?」
「お前は『ばか』なんじゃなくて、『大ばか』だ。脳みそ腐ってんじゃねぇのか?なんでこんな簡単な問題も分かんねぇんだよ。チッ。仕方ねぇ。貸してみろよ」
「わー。侑悟ってば、やっぱり優しい!もう大好き!」
「はっ?ふざけんな。誰がてめぇに好かれて喜ぶんだよ」
深い溜息を吐いてから、目の前に差し出されたプリントに目をやる。
「…おい」
「なぁに?」
「ここも、ここもここもどこもかしこも間違ってんじゃねぇか」
「えー?本当?んー…。おかしいなぁ?」
「…オレが間違ってたな」
「へ?」
「お前は『ばか』なんじゃなくて、『大ばか』だ。脳みそ腐ってんじゃねぇのか?なんでこんな簡単な問題も分かんねぇんだよ。チッ。仕方ねぇ。貸してみろよ」
「わー。侑悟ってば、やっぱり優しい!もう大好き!」
「はっ?ふざけんな。誰がてめぇに好かれて喜ぶんだよ」