【完】恋愛エゴイズム
侑悟の眉間にはくっきりとシワ。
 
 
「お前、隙あり過ぎ」
 
「ち、ちがっ」
 
「つーか、なんだよ、あいつ。また言い寄って来やがって。こんなことなら『あの時』きちんと潰しときゃ良かったな…」
 
「ゆ、侑悟?」
 
「あ?あぁ。なんでもねぇよ。てめぇがトイレかはなかなか戻って来ねぇから、気になっただけだ」
 
「もしかして、心配…」
 
「んなわけあるか。人の頭殴った理由を聞く為に決まってんだろ」
 
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