【完】恋愛エゴイズム
てか、女を泣かせて、後悔したのはこれが初めてだな。
「落ち着いたか?」
「ん…」
ぽんぽん、ぽんぽん
リズムよくあたまを撫でてやると、陸は深呼吸してオレの手をぎゅうっと掴んで来た。
「なんだよ?」
「えへへ…侑悟、好き…」
「はぁ?正気かよ?」
「ん。めちゃくちゃ、ほんき、だよ?」
微笑まれ告られて。
それが好きな女になら、こんなにも嬉しいことはないけれど。
「つーか、待て。お前いっつも好き好き言ってんじゃねぇーか。そんなの今更信じられっかよ」
「んー…。でも、この気持ちは間違いないよ?」
「…どうして」
「ん?」
「なんで、オレが好きなんだよ?」
「落ち着いたか?」
「ん…」
ぽんぽん、ぽんぽん
リズムよくあたまを撫でてやると、陸は深呼吸してオレの手をぎゅうっと掴んで来た。
「なんだよ?」
「えへへ…侑悟、好き…」
「はぁ?正気かよ?」
「ん。めちゃくちゃ、ほんき、だよ?」
微笑まれ告られて。
それが好きな女になら、こんなにも嬉しいことはないけれど。
「つーか、待て。お前いっつも好き好き言ってんじゃねぇーか。そんなの今更信じられっかよ」
「んー…。でも、この気持ちは間違いないよ?」
「…どうして」
「ん?」
「なんで、オレが好きなんだよ?」