God of Beast
「まだまだ能力値を上げる事が出来るけど」

シリウスは、フッと力を抜く。

瞬時にして元に戻るシリウスの能力値。

最初にウラヌスが感じた、1億程度の能力値だ。

「疲れるから、もうやんねぇ」

「っ…!」

満面の笑みを浮かべるシリウスを見て、ウラヌスは歯噛みした。

こんな小僧が…戦闘種族ドラン人でもないこんなガキが、神化に至ったウラヌスに近い能力値を引き出せるだと…?

気に入らない。

こんな奴に、能力値で肉薄されるなんて納得がいかない…!

「言え。一体貴様、どんな技術を使った…?」

「言っただろ。ピワン族の一部の奴が教えてもらってる必殺技だよ。スピカは使えねぇけどな」

シリウスは屈託なく笑った。

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