God of Beast
その時だった。

「!?」

突然の振動。

宇宙艇が大きく揺れ、内部に非常警報が鳴り響く。

「どうしたっ?」

トレーニングルームから飛び出すウラヌスとシリウス。

コクピットでスピカが操縦桿を握り締めていた。

「分からないわ!どこかから砲撃を受けたみたい!機体が上手く制御できないの!損傷したみたい」

「何だと…?」

砲撃を受けた?

航行する宇宙船を襲撃して金目の物を奪う宇宙海賊か?

それとも密航船か何かと勘違いして、宇宙警備隊が砲撃してきたか?

どちらにせよ。

「機体がもたないわ!近くの惑星に緊急着陸するわよ!」

スピカが叫んだ。

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