*好きと言えない俺様王子*
 5人は既に集まったものの、黒瀬君が見当たらないぞ?

 そう思った矢先、黒瀬君を発見。

「おーい!くーろーせー君!写真撮ろうー!」

「俺シャッター押すからお前ら写れよ」

「ダメだよ、班員全員映らなきゃ!それに自動タイマーというものがあってだね……」

「はぁ……分かったよ」

 黒瀬君は納得いかないという顔をしていたけれど、しぶしぶ承諾。

 
「ほーい!撮るよー!5,4,3……」

 翠がタイマーをセットしてこっちに来る。

 私はなんとか黒瀬君の隣をゲット!

 そしてさりげなく桃川ちゃんを白坂君の隣に誘導させた。

「2……」

「あ!」

 つま先に硬い感触……石だ!なぜ!?

「1……」

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