*好きと言えない俺様王子*
「お母さん、これ可愛い!買って~!」
「もーう!ダメよ」
「えぇ~っ!」
お母さんにおねだりしたけど買ってもらえなくて。
それを一緒に来ていた里紅君が見ていた。
後日、里紅君は保育園にその指輪を持ってきた。
「里紅君、それ……!」
「この前椿ちゃんが欲しいって言ってた指輪!僕、お小遣い貯めて買ったんだ!椿ちゃんに一つあげる!」
里紅君はどうやら私のためにお小遣いを貯めて買ってくれたらしい。
「椿ちゃん、どっちがいい?」
「うーんとね……こっち!」
私が選んだのは、明るい赤色の指輪。
「そっか。じゃあ僕達『ふうふ』だね!」
「ふーふ?」
「もーう!ダメよ」
「えぇ~っ!」
お母さんにおねだりしたけど買ってもらえなくて。
それを一緒に来ていた里紅君が見ていた。
後日、里紅君は保育園にその指輪を持ってきた。
「里紅君、それ……!」
「この前椿ちゃんが欲しいって言ってた指輪!僕、お小遣い貯めて買ったんだ!椿ちゃんに一つあげる!」
里紅君はどうやら私のためにお小遣いを貯めて買ってくれたらしい。
「椿ちゃん、どっちがいい?」
「うーんとね……こっち!」
私が選んだのは、明るい赤色の指輪。
「そっか。じゃあ僕達『ふうふ』だね!」
「ふーふ?」