瞑想と彼女と現実と
彼女とデート。えっへーん!

えぇ、彼女なんか出来るんだ!

マカは冗談を覚えた。同級生からいつも面白くないと陰口を言われてたのに。

うるせー。会いに行くんだよー。

ジャケットとTシャツを買った。

ツヨシさん、これで彼女の前でカッコいいとこ見せられるね。

そうマカが笑った。

良いこというじゃねーか。当ったりめーだよ。

と笑顔でじゃなーと帰って行った。

ツヨシはね、

そうユースケさんが話し出した。

彼女がもう治らない病気でずっと入院しているんだ。
でもツヨシはすごいよな、毎日お見舞い行ってるんだよ、あいつ。
自分が怪我しても、仕事でしんどい時も毎日顔見にいってるんだよ。

マカは何を思ったか、急に飛び出した。
でもすぐに戻ってきて一つアクセサリーを掴んで、

私、これ買う!

そう言って走って出て行った。

マカ!!

マカは一生懸命生きていた。
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