瞑想と彼女と現実と
気付いたら

お店のバックルームに居た。

服はお店の服に着替えてて裸を見られたショックより、高価なここの素敵な服を着ていることにショックだった。

着る人によって形を変える素敵な服


やっと落ち着いて
マカは色々考えた

なんて話を切りだそう………

辞めさせられちゃうかな

どうしよう。

考えても答えなんかでなかった。

すっと立って
お店の中でアクセサリーを並べてるユースケさんの後ろ姿を見た。

あ、あの………!

マカ。大丈夫?熱ないか?今暖かいココア入れるよ。

ユースケさん。すいませんでした!勝手なことばかりして、迷惑しかかけてなくて。でも私の居場所は残念ながら此処しかなくて…

まだまだ出る涙に声が震えた

まだ…ずっと働きたくて…此処に居ると…生きてるの私は…生きてるんだって思うの。

ぎゅうと抱き締めてくれた。

ごめんな、マカ。俺、まぢバカだった。マカにひどい事をした。

手から伝わるユースケさんの悲しみ 

ユースケさんは泣いていた

マカはなんで俺の気持ちがわかったの?何かあったか言われた時、びっくりした。

わかるよ。






大切な人だもん。

そう笑った

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