瞑想と彼女と現実と

雨がまた降り始めた。

まいったな、と空を見上げた。

結婚式、いこうよ。ﾏｶは口を開いた

今更だよ。結婚式は行かないよ。店も休みません！

ちょっと笑った。


好きな人を見送るのも、仕事です。
静かな言葉だった
ﾏｶの昔の彼の話をした。
彼自身を最優先した話だ。
彼は元彼女の話をすると、絶対よりなんか戻すもんかって言ってたんだけどね、その話ばっかして、自分に言い聞かせてて。結局はその自分の言葉に落ち込んでて、あぁ、この人まだ好きなんだって思った。
だから後悔しないように、私は別れた。
後悔なんて絶対しちゃいけないんだよ。