瞑想と彼女と現実と
マカは黙って下を向いた。
涙を堪えた

悲しかった



いくらだっていってんだけど?きいてんの?


ーやめて、とらないでお願いー

ひゃ、100万。


あっそ。じゃー今度かいにくるわ。

ダラダラと喋りと歩き方で帰っていった。


買われてしまう


マカは動けなかった

下を向いたまま

服を強く握りしめた

怖い


いなくなっちゃう

私の前から

アクセサリーを見ながら

涙が落ちた。





マカにとって
なんでそんな大きい存在なの?
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