瞑想と彼女と現実と
ユースケさんが立っていた。タオルで涙を拭いてくれた。

わからない。

それだけを言って
世界が終わるんじゃないかってくらいの涙を流した。拭いても拭いても
溢れ出すものは

結局止まらなかった。

一晩ずっと泣いていたマカは疲れはててバックルームで寝てしまった。





覚えてるか?マカ。




ハッと夢から覚めた。

覚えてる……?何を?





きっと買われてしまう。
明日にはなくなってたら

そう考えるだけで胸がしめつれられた



きっと
誰かとの約束がそこにはあるんだと思う。

誰かとの……



誰と?
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