Love Summerー幼なじみを卒業ー
でも、おばさんもすっぴんになるにも覚悟を決めたであろうと、おじさんと、誘ってついて来たお兄ちゃん(悠汰)と3人でついて行く。

道中はさすがにマスクをしてたおばさん。

しかし、直感で飛び込んで行った居酒屋で3人を発見した途端、自分の話をさせてて、ママにキレてる。

拗ねながらママの隣に座ったおじさん。

私はお兄ちゃんと永君を挟むかたちで椅子に腰掛けた。

ママが注文してくれたピーチフィズをチビチビと呑みながら、近くに居た店員さんを捕まえる。



「焼酎ボトルで入れられます?」



「ボトルはちょっと。申し訳ないです」



「じゃあ、麦焼酎をロックで下さい。これを濃くする為に混ぜたいだけなんで、氷少なめで」



「畏まりました」



「すみません」



「いえ、とんでもないです」



お兄ちゃんと歳があまり変わらなそうな店員さんながら、素直に聞いてくれて感謝。

隣から、魔界から君臨した悪魔のような人から鋭い視線が飛んで来るも、無視して焼酎が入ったグラスを受け取り、半分になったピーチフィズと混ぜる。



「悠李……」



「…………;;」



…怖いって!;;



「てめぇ……」



「…………;;」



「ころ――…」



「未来の義娘に何を言うつもりだ、馬鹿息子!」



「……チッ」



…おじさん、ナイス!!
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